2025/12/21
モラロジーの「リ・デザイン」
道徳を科学的に研究する学問をデザイナー視点で組立直します
はじめに
モラロジーというのは、僕のおじいさんが学びはじめた、道徳を科学的に研究して、その成果である「最高道徳」という道徳観を人生に活用する取り組みです。小学生の頃に興味を持って以来、自分なりに学びと活用を重ねてきました。
僕はデザインを仕事にしてきた関係で、ものごとをシステマティックにとらえたり、ビジュアルとして表現して認識するという、いわゆる学者さんとは異なるアプローチをしてきました。
以前から、視点が面白いから共有してほしいという声をいただくことがあり、2026年の春頃からこの視点で、オンラインの勉強会をすることになりました。できればきちんとした形にまとめたいと思っていましたが、先行的に共有するようにします。
なお、モラロジーに関しては、関連する公益財団法人が存在しますが、この内容は全く個人的なもので、この法人とは無関係です。あくまでも個人的な学びの成果としてご覧ください。
モラロジーの論文の現代語化
モラロジーには『新科学としてのモラロジーを確立するための最初の試みとしての道徳科学の論文』という、2章9冊からなる書籍があります。この本は1926年に初版が出ている関係で、文体からしてすでに古典的な匂いがします。
要はさらっと読んで、中身を汲み取るのが難しいんですね。なので自分のために現代文にあらためるという作業をボチボチやってました。また、そのエッセンスを構造的にまとめ直すという作業もやっています。
そうした断片の中から、ひとまずご覧いただけるレベルにまで整えたものを共有します。とはいえ、全ては長大な学術論文の一部なので、部分的な理解にとどまると大きな間違いに繋がります。ご注意ください。